SUS316Lシームレス - 丸パイプ - 輸入材
SUS316Lは、耐食性に優れていることから化学工業で広く使用されています。また、316Lは、2〜3%のMo元素が添加された18-8タイプのオーステナイト系ステンレス鋼の派生鋼でもあり、これに基づいて、多くの派生鋼種も出ています。たとえば、少量のTiを添加している316Ti鋼、少量のNを添加している316N、NiとMoを増やしている317L等があります。
市場に出回っている既存の316Lのほとんどは、アメリカの基準に従って製造されています。コストを考慮して、製鉄所は通常、製品のNi含有量を可能な限り低く抑えています。アメリカの規格では、316LのNi含有量は10〜14%であり、日本の規格では、316LのNi含有量は12〜15%であると規定されています。最低基準によると、アメリカ規格と日本規格ではNi含有量に2%の差があります。(ASTMまたはJIS規格をご参考)
引張強さσb(MPa):≧480
条件付き降伏強度σ0.2(MPa):≧177
伸びδ5(%):≧40
面積の減少ψ(%):≧60
硬度:≤187HB;≤90HRB;≦200HV
密度:7.98g / cm3;
比熱比(20℃):0.502J /(g * K)