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POMは、エンジニアリングプラスチックの中でバランスの取れた 機械的性質を 持つ結晶性樹脂で、特に耐疲労特性に極めて優れて います。 また、耐摩耗性、耐薬品性、耐クリープ性、寸法安定性 に優れています。ただし、分子中に酸素を多く含んでいるため難 燃性付与は至難であり、 耐候性はよくありません。
PEEKは、従来にない特性を備えた結晶性樹脂です。特徴は、耐熱性の高さにあり（連続使用温度260°C）、 高い難燃性と同時に燃焼時の発煙や腐食性ガスの発生が極めて少ない樹脂です。耐熱水性、耐薬品性も非常に良好です。
ポリカーボネートは、PCは、エンジニアリングプラスチックの中で唯一、透明性がある非晶性樹脂で、抜群の耐衝撃性を有し、広い温度領域での使用が可能です。 また、クリープ特性にも優れ、吸水率が小さいので寸法安定性にも優れています。電気特性も非常に良好ですが、耐薬品性に劣りストレスクラックを起こしやすいため注意が必要です
